雑記

洞窟おじさんのサバイバルがやばい!

2017/02/18

どもイーグンです。

最近読んで、これはメチャクチャ面白い!!って本を紹介。

 

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その名も「洞窟オジさん」。

doukutuojisann

 

この洞窟おじさんはなんと13歳で家出をして、その後、足尾鉱山の洞窟でイノシシやウサギ、蛇にカエルなどを食べ、川ぺっりに小屋を作り、魚を釣って食べたり売ったりして43年間ひとりでサバイバル生活を送っていたという日本最強のサバイバーです。

魚突きはしてなかったようですがw

 

洞窟オジサン

親父の鉄拳

「もうしない、ごめんなさい!痛いよ!母ちゃん、ごめんなさい、ごめんなさい!」「何回言ったらわかるんだ!いい加減にしろ!」つまみ食いがばれると、いつも親父にげんこつで殴られ、木の棒で背中を小突かれ、何度も何度も尻を叩かれた。青アザなんてもんじゃない。体中、血がにじんでいた。親父には木の棒で思いっ切りぶっ叩かれたこともあった。背中には今でもまだそのときの傷跡が残っているくらいだ。

本名 加村一馬さん

加村一馬さんは、昭和21年(’46年)8月31日、群馬県の大間々町で生まれた。8人きょうだいの4男坊だった。両親のたび重なる折檻に耐え切れず、13歳で家出。後を追ってきた飼い犬のシロと、足尾鉱山で獣を捕ったり山菜を採って空腹を満たしながら生きる生活を選んだ。その後43年間、栃木、新潟、福島、群馬、山梨などを転々。人里離れた山の洞窟や川っぺり、あるときは町でホームレスをしながら、人とかかわることを避けて生き抜いてきた。子供の頃の虐待やいじめ体験がトラウマとなっていたのだ。後年、人の優しさに触れることはあっても、結局は、人間社会から逃げ出すことしかできなかった。しかし、彼は43年にも及ぶ荒野での生活を経た後、現代社会の矛盾や人との軋轢を乗り越え、今では多くの人の笑顔に囲まれている。これはそんなひとりの男の喪失と再生の物語である。

 

洞窟おじさん13歳で家出

当時はとても貧しくて両親は働いてたが、それだけでは一家は食事さえ満足にできなかったため、父親とよく山で芋や山菜、きのこ、たんぽぽを根こそぎ採ってはゆででおひたしに。毒キノコ以外、口にはいるものは何でも食べた。食料にしなければ生きていけなかったという。

 

学校にもっていく弁当は、いつも新聞紙につつまれた麦飯のおにぎり2個だけ。梅干しひとつ、たくあんの一切れさえ入っていなかった。着ている学生服もお下がりでボロボロ、いつもお腹が空いていた少年時代の洞窟オジさん。学校では、「汚い」「臭い」だのといつもいじめられ、そのたびに大人数あいてにケンカばかり。いつのまにかまわりに友達さえいなくなり、気がつけば一人ぼっちになっていた。

 

家での生活も、空腹に耐えかね、両親の目を盗み食べ物をつまみ食してバレると父親は激怒し、拳や棒で殴叩かれ、墓石に体を縄で縛られて一晩放置されるといったしつけという虐待があたりまえの暮らしだった。

 

とうとうそんな虐待を受ける日々に耐えきれず、家にあった干し芋ありったけ、塩と醤油、ナタとナイフ、砥石に500本入のマッチ棒を学生カバンに押し込んだ。そして大きなスコップを手に、家を出るとき、愛犬シロは悟ったように悲しそうな目で鳴いていたが、連れて行くわけにはいかず、たった一人で、人間を避けるように、足尾鉱山へ向かう。

 

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愛犬シロに命を救われる

足尾鉱山へ向け、歩き続けて2日目、突然後ろから「ワンワン!」と洞窟オジさんを追ってきたのは愛犬シロ。家族のなかでもオジさんがいちばんシロをかわいがり、なついていた。家出したオジさんを心配したシロが匂いをたどって追いかけてきた。俺とおまえはいつも一緒だとシロを抱きしめてボロボロと泣いた。

 

そんなシロとはじまったばかりの洞窟生活で、オジさんは高熱をだしてしまう。なんとか力をふりしぼり、川までいき、布をぬらして額にあてて横になる。なんどか繰り返していたが、さすがに高熱で体力がつき、とうとうバタリと倒れこんでしまった。すると突然、シロが洞窟の奥へ駆け込み、どこで濡らしたのか、冷たい水で濡れたタオルをくわえて戻ってきた。

 

その夜、熱にうなされ夢をみたオジさん。黄色い菜の花が一面に咲いている野原で、白っぽい服を着て宙に浮くような感じで、おいでおいでをした男の人が小川を挟んだ場所に立っている。その人を見ているとフワーッと気持よくなりその男の人のところへいこうかな…。と突然シロに耳を引っ張られ、また夢に落ちては行こうとして…。またシロに耳を引っ張られ、そうこうしているうちにオジさんは完全に目が冷めた。気が付くと耳は血だらけになっていたという。愛犬シロとオジさんの信頼関係にも感動がある。

 

川っぺり生活では釣り名人と呼ばれる

川っぺりに住むようになった洞窟オジさん。空腹を満たすために釣りや罠で魚を捕ってるうちに、天候などを見て、今日は釣れる、こんな時は釣れないと、論理的に分析、1日500匹も釣り上げるほどの腕前になり、川辺で釣りをする人達と仲良くなって釣り名人と呼ばれる。時にはオジさんに魚を売ってくれという人まであらわれ、1年ほど釣り三昧の生活を送り、売った魚で小銭を貯めたオジさんは東京へ。しかし東京にはなじめず。また川っペりでの生活へもどる。

 

その後も、兄との再開や警察沙汰と、いろいろあったが、釣り仲間に拾われ、住み込みでインテリア内装業に努めるようになり、社会復帰を果たす。

 

書籍は2004年版と2015年版がある

2004年初版の洞窟おじさん

 最後に洞窟オジさんサバイバル術が載ってます、ガチすぎて役に立つことはなさそうですが。

 

2015年版では、インテリア内装業をやめた後、福祉関係の恩人との出会いをはたし、やっと人の温かみを感じ、孤独感から開放されるオジさん。未来へ希望を持ち、今は安住の地で生き生きとした生活を送っています。ここまでにかかった時間はじつに43年余り。本当にスゴいとしか言えません。こんな人生、普通に考えてありえません。

 

最後に

13歳で家出し、人とのかかわりを避け、生き延びる為に洞窟で鹿やイノシシを追いかけるサバイバル生活を選んだ洞窟オジさん。戦後の移りゆく社会をたった一人、洞窟や川っぺりから見てきたオジさん。

経済はどんどん豊かになり便利なもので溢れかえる今、現代人が忘れゆく、人と人との関わりや、あたりまえすぎて感じられなくなった「幸せ」を、純粋無垢な洞窟オジさんの視点から見た社会を映しだした時、とても深く考えさせられる一冊となっています。

洞窟オジさんはNHKドラマ化されています。僕はドラマも全4話観ましたがとても良くできていて面白かったです。が、ドラマではいくつか容がカットされていたりする上に、コメディタッチなので、書籍だとまたかなり印象が違いますね。

 

ドラマを見た後でも楽しめる内容ですのでぜひ多くの方に読んで貰いたい一冊です。

 

きっとあなたの心に残る一冊となりますよ。

 

では

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